原点回帰 〜『夢見る小学校』を観てきました〜
今日は、実は、36回目の結婚記念日でした。
夫はすでにこの世にはいないけれど、
今日は、ある意味、この日にぴったりの映画を観てきました。
友人がシェアしてくれた情報を見て、行きたくなって。
いや、画面の裏側は、そんな理想郷じゃないことはわかります。
でも、なんと言っても、
登場する子どもたちの目の力に感服しました。
なぜ、この映画がこの記念日にぴったりなのかと言えば、
映画の舞台となる「子どもの村学校」が、
ニイルという人の作ったイギリスのサマーヒルに
影響を受けているものだったからです。
結婚した当時、夫は教育学を専攻する大学院生で、
フリースクールのことも研究し、
自ら「自由な教育研究所」なるものを作って
子どもたちをキャンプに連れて行ったり、
国内のフリースクールを見学して歩いたりしていました。
私も、まだ乳飲み子の我が子を連れて、
国内あちこちのフリースクールの見学に同行したり、
実際に、不登校の子どもたちのためのフリースクールに教えに行ったり、
キャンプ場を探すために、まだ免許を持っていない夫に変わり、
初心者マークで車を運転し、
山の崖っぷちをバックで降りてみたりしていた(させられていた)のです。
私自身は、映画の中の学校の子どもたちとは違い、
もっと不自由に生きてきてしまって、
我が子の教育でも、それほど自由を上げられてこなかったと、
反省ばかりですが、
それでも、この映画を見て、
昔のことをあれこれ思い出し、
当時から、子どもの可能性を信じていたこと、
その子が本来伸びようとする力を妨げてはいけないと思っていたこと、
一人ひとりの人が、自分を否定することなく
生きていることを喜べるようであってほしいと思うことなどは、
変わっていないなあ、と感じました。
自分自身、何かを成し遂げてきたとは言えないけれど、
その思いだけは、改めて確認できて、
なんだか、原点回帰したような気持ちになりました。
映画の中で、印象に残ったのは、
世田谷の公立中学を、大変革された校長先生の
次のような言葉でした。
「夢を見ているような自由な環境の中にいるとき、
人はいちばん成長するんです」
自分自身、まだまだこれからも
夢見ているような状態に、自分を置いてみたいな、
と思いました。
そして、日本の教育、やっぱり変えていかないと、
と思います。
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この映画、ぜひ観てみてください!
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画像は、「まほろばスタジオ」さんの、下記のリンクから
お借りしました。
https://vimeo.com/468574682?fbclid=IwAR1zks3VJ_loNodFEh88yFf-h0GvrjM1CqM_1wF4Kwupwt6ZJXrtyGki-IE
公式サイトはこちら→ https://www.dreaming-school.com/
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